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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    11月30日JC~推し量れなかった馬場状態 

    141130T11KI051.jpg(全ての写真:石山勝敏ⓒ)


    少しばかりの用事があったので、東京競馬場に着いたのは朝10時半頃だった。

    午後まで降っていた土曜の雨が、どのようにJCに影響するのか気懸りだったが、今朝はとりわけ傘を持って出かける必要もなかったので、JC本番までには、まあ何とかなっているのではないかと自分自身に言い聞かせていた。

    というのは、応援しようとしていた牝馬3頭は、瞬発力を発揮しての馬たちだったので、もし多少でも重く力の要るような馬場だと嫌だったのである。

    馬場状態には、いくつかのパターンがある。

    軽やかなスピード優先で最後に瞬発力が生きる馬場。
    水分をそれほど多く含んではいないが、力が必要な馬場。
    雨水を多く含んで、水しぶきが上がるような不良馬場。などなど。

    朝は芝コースはやや重だったが、午後になると良馬場となった。しかし何となく煙幕の張ったような湿気交じりの空模様からすると、良の発表となったが、快晴好天の日の良馬場とは決して言えない状況だったはずである。

    結果論からすれば、この時点が軌道修正するチャンスだったのかも知れない。力を持って直線を駆け抜けるなら、そのタイプの牡馬を選ぶべきだ。それに値する牡馬は確かにいたのだから・・・。

    この秋、折に触れて競馬を語ってきたが、その中で書き込んできたような理由で、私はこの日5枠から外にいる馬たちに少しも関心を持たなかった。(いや正確には、心情的に、走る派遣労働者の様な津村タマモベストプレイだけは応援していたが・・・)
    だから、それぞれ競馬史に記録と記憶を残すだろう3頭の牝馬を、私の2014JCの主役に選んでいた。それで正解だと、出走馬が確定してからは信じ切っていたのだ。

    一度信じ切ってしまうと、例え直前の馬場状態に気懸りがあったとしても、なかなか結論を変えられないのも人情である。過去には、長い競馬ファンなら、変えて失敗した経験も数多くあるし、託して信じ切るしかないのが競馬でもあるのだ。データ分析の競馬より、熱く思い込んだ競馬の方が好きでもあるし・・・。(でも、内枠の力のある牡馬を選ぶなら限りなく正解に近づけたと思います、ハイ)

    結局、馬場状態を意識から追いやって、予定通りの牝馬3頭の勝負に決めたのである。ジェンティルドンナ、ハープスター、デニムアンドルビーと。それに心情ロマンで、ジェンティルドンナとタマモベストプレイの前残りの馬連を1点。ロマンに酔いたい気分も大切だ。

    スタートして第1コーナー。
    この時点で、私はすでにJCの敗戦を覚悟していた。スミヨン・エピファネイアがインの好意2番手をすんなりと確保してしまったからだ。
    私の予定では、いかに差しタイプのムーアでも、今日はジェンティルドンナをこの位置からレースをさせて欲しいと願っていた。しかしあっさりとスミヨンがポジションを奪い取ってしまったのだ。福永祐一が騎乗して外のポジションからレースをすると、エピファネイアは掛かって折り合いを失くして負けていた。インの好位置から競馬をさせれば、強いエピファネイアが復活するに違いなかった。そう、角居厩舎の刺客は、デニムアンドルビーではなく、エピファネイアだったのだ。(顔つき通りのこの狸の様な勝負師としての厭らしさは今後きちんと記憶しておく必要がある)

    やはりその通りだった。レース自体は平均ペースで流れていたが、第4コーナーを廻って直線を向くと、エピファネイアはいっきに馬群を突き抜け、独走状態を演じたのである。

    141130T11KI036.jpg

    ああ、馬場が影響したのか、牝馬3頭は、軽やかに弾けない。

    そのとき中団のインにいた福永祐一ジャスタウェイが、コーナリングを利用して外に出て、大外から追い込んできたが、この日強過ぎたエピファネイアに迫ることはなかった。世界の脚を誇るジャスタウェイは2着に終わった。

    イスラボニータは古馬に交じった2400m戦なるとフジキセキの血だろうし、ワンアンドオンリーは休み明けの神戸新聞杯を圧勝してしまった疲労が尾を引いているようだし、フェノーメノは完調には程遠い状態だった。スピルバーグは3着を確保したが、秋天皇賞の鮮やかさはなかった。

    それにしても恨めしいのは土曜の雨だ。と言っても、「泣く子と地頭には・・・」の言葉と同様に、自然の配剤には抗いようもない。
    だから恨むべきは、結局、己の想像力不足なのだろう。
    嘆かわしいことだ・・・・。

    141130T11KI088.jpg




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    category: 競馬

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