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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    秋華賞G1~京都内回り2000m 

    141019K11KI119.jpg 141019K11KI048.jpg(秋華賞・浜中ショウナンパンドラ)

    さわやかな小春日和の日曜。秋のG1シリーズの幕開けは、例年の如く京都競馬場の3歳牝馬チャンピオン決定戦秋華賞だった。

    凱旋門賞に向かったハープスターは不在したものの、前走ローズSで先行してオークス馬の権威を見せつけた岩田康誠ヌーヴォレコルトが主役の座を譲らず、安心できる軸馬が本命となる秋華賞となることは、パドックを見終えた段階でも変わることはない見解となっていた。ヌーヴォレコルトの威圧感は、充分に他馬を圧していたのである。

    パドックを眺めながら、改めて出走馬を見渡してみると、全18頭のうち14頭が社台グループの生産馬で、1頭が外国産馬、ということは、わずか3頭だけが国内の中小牧場の生産馬となる。実績をG1レースの度に遂げていく巨頭社台グループとそれ以外の牧場とは、繁殖牝馬の質、育成の力量など全てにおいてもはや決定的な差がついてしまっている現実が自然と浮かび上がってきた。だからと言って、私にはなんの力もないのだが・・・・。でも、たまには判官贔屓というのを愉しみたいと思う無い物ねだりの心もある。

    ゲートが開いて、前半5F1000mの通過タイムは58秒。昨年、武幸四郎メイショウマンボの末脚が炸裂した秋華賞が58秒9だったことを想い出しても、このペースでは、差し脚を競う瞬発力勝負となるのは必然だった。

    案の定、馬群は先行集団と後方集団に2分割されて、縦長の隊列となった。

    後は、後方集団の中から、どの馬がどんな形で抜け出してくるかがレース最大の焦点となったのである。

    後方集団の先頭のインを浜中駿ショウナンパンドラは進んだ。その2馬身程後ろに岩田康誠ヌーヴォレコルトがいた。4番手から圧勝したローズSのような先行策を、岩田康誠は取らなかった。ハイペースを見越した故なのか、それとも行こうにも行けなかったのかは判らない。100歩譲って、前を進んだ先行集団の馬たちがほぼ全滅したことを考えるなら、今日の岩田康誠の選択は正しかったと言えよう。

    勝負の最高のクライマックスは、第4コーナー手前地点から廻り終えた直後の地点までだった。後方集団の馬たちが一斉に前にと動き出し、ハイペースを追い上げた先行馬たちからは勝負から落伍する馬たちが出始めるその地点だ。

    浜中駿ショウナンパンドラは、インからスムーズに馬群を捌いて前方に進路を取れた。何の不利もなかった。

    岩田康誠ヌーヴォレコルトは、インから外へ出ようとして、4コーナー手間地点と廻り終えた直後と、2度他馬にぶつけられて接触し、その度にガクンとつんのめった。それでも怯まずなんとかアウトコースの進路を確保して追い上げようとしたが、そのときには浜中駿ショウナンパンドラは勝利の態勢を築こうとしていたのである。

    ゴール前では、届くか届かぬかの勝負にまで持ち込んだことが、ヌーヴォレコルトの底力だったろう。もし、もし4コーナーをスムーズに抜け切っていたらとも考えるが、それにはバックストレッチから3コーナーの騎乗法により工夫がなければならない。そこまで無理をしなくてもという岩田康誠の判断もまたヌーヴォレコルトへの信頼だったのだろう。しかし第4コーナーの不利に巻き込まれて、勝負運に見放されたのである。

    141019K11KI031.jpg 141019K11KI027.jpg

    浜中駿ショウナンパンドラには幸運が舞い込んだが、それも力あってのことだ。

    私は、騎手の本当の技術とは、馬が走り抜く狂気を引き出すことだと思っている。そして騎手自身もホームストレッチでは狂気の如く狂って追うことだと思っている。そうでなければG1戦は余程の力量差がない限り勝ち抜けやしない。

    だからこの秋華賞は、浜中駿の狂惜しさが岩田康誠を凌いでいたのだと思うのである。狂惜しさの中で開いたパンドラの箱にG1制覇の美酒が詰まっていたのだ。コングラチュレーション!!

    エッ?私の成績?いやそれは・・・。正直に言えば、ヌーヴォレコルトを軸に、3着小牧太タガノエトワール、4着秋山真一郎ブランネージュ、そしてトライアル紫苑Sでショウナンパンドラを破ったレーヴデトワールの馬連3点勝負で玉砕しました。ショウナンパンドラが余りにも直前人気急上昇でしたので、敢えてヘソを曲げてみた結果です。せっかくの土曜府中牝馬Sのプラス分を、倍返しでお返しして、ぬか喜びの週末となりました。でもいいんです。次の菊花賞で結果を出しますから・・・・。つい意地を張るから、下手くそです。
                                141018T11KI014.jpg(府中牝馬S)








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    category: 競馬

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