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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    囲碁と将棋 

    将棋は、路地裏の縁台将棋に見られるような庶民文化。
    囲碁は、教養人の嗜み。

    などと、言われることがあるが、私自身は今では、盤上で木に触れるか、石に触れるかの差だと思えてならない。

    石には石の魅力もあるが、しっとりとした木や画き込められた黒い漆の肌触り(彫り駒なら印刀の彫り跡となる)に、最近はより魅かれている。いや、嵌まっていると言った方が正しいだろう。

    故藤沢秀行や、全盛期の武宮正樹らの盤上に置かれた石の格調の高さや意識された様式美に心弾ませていたが、今はコミも6目半に増え、日中韓の棋士が集い合っていることもあって、囲碁自体が何となく世知辛くなってしまった印象も影響しているかも知れない。序盤から終盤まで石がぶつかり合うような、言わばえげつない勝負は、どうにも好きになれないのだ。

    でも将棋だと、それが逆にハラハラドキドキ感を呼び込んで面白く感じてしまうのは不思議である。まるで勝負の躍動感が、素晴らしい駒の躍動感と一体となって発散されてくるような、そんな気分になってしまうのだ。

    銘駒の魅力は、そんな躍動感にもある。だから今夜もまた、届いた駒の写真を思わず眺めてしまった。

    数日前に習志野のTさんからメールで送られてきた出石作新「古流水無瀬」の残りの写真だった。

    出石古流水無瀬-08   出石古流水無瀬-10   出石古流水無瀬-11   

    出石古流水無瀬-12   出石古流水無瀬-13

    斑入り根柾木地の味わいが、何となくレトロな風情を呼び覚ましている。が、字母は、正統水無瀬駒を伝承しながら、よくよく見れば、実にモダンにまとめられている。それが面白い。

    こんな作品を、私は巧みな作とは呼ばず、凄い作だと解釈する。そして、個人的には巧みな作よりも凄い作に出会いたいと願っている。

    そう言えば、師匠のこんな作品を知って、清征や、杉並のM君や、漆に弱い大阪のH君らの弟子たちは、次にどんな作品を仕上げて見せてくれるのだろうか?早く見てみたくて、首を長くして待っているのだが・・・・。まあ、待てば海路の日和ありということなのだろう。じっと待っているしかないか・・・・。







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    category: 将棋駒

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