Admin New entry Up load All archives

    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    生涯第2作一字彫自作駒~その後 

    DSCN1453.jpg

    彫り埋めで満足しておこうと思った2作の自作駒でしたが、毒食らわば皿まで、この際だから行き着くところまで行ってみようと、遂に盛り上げに戯れています。

    勿論下手くそですが、別に人様の手にお届けするものでもなく、ただ自分用の試作駒なので、苦労は承知でやってみることにしたのです。

    清征の彫り数枚が勉強用に始めから入っていた初作の「巻菱湖」は、すでに表の面を盛り上げて、裏面はまだの状態です。最初に、何とか2作目の一字彫の方をやり遂げて、盛上げに慣れる訓練を体験することに決めました。今日の段階で、裏表全てに版下筆のような細い筆で漆を入れて、今は乾燥剤(理想は250gほど敷き詰めるのですが、たぶん私はその半分ぐらいの量でやってみました)の入ったタッパに密封して、冷蔵庫に入れて乾燥待ちです。

    部屋の常温と冷蔵庫内の気温差があると、タッパ内では、出し入れしたときに温度差が生まれ、入れたときも出したときにも水滴が発生することになります。その水分湿気を乾燥剤が吸収してくれる訳です。このやり方なら、湿度の高い今の季節であっても、湿度そのものをコントロールできると由進から聞きました。

    漆は、乾くためには湿気を必要とします。湿度が高いと急速に乾こうとして、結果的に盛上げた部分に皺を寄せたりして、影響を与えるのです。ならば、それを管理してしまえば、自然任せではなく求める結果を導き出せるという合理的な理屈です。表面が乾くのにかかる時間は、薄塗りなら24時間、厚塗りの部分でも36時間見ればさしあたり大丈夫だそうです。勿論、漆が芯から乾くのにはそれから2・3週間は掛かるのですが。

    とにかく、王将と金将以外の残りの駒は全て盛上げて、今は乾くのを待っている状態にまで辿り着きました。

    でも、「辿り来て、いまだ山麓」です。どうなるのかは見当もつきませんが、漆で駒に文字を画き入れた実感では、彫埋め状態よりも、もう少し雰囲気のあるものが出来上がりそうな気がしてなりません。盛上げは、書くより画くという印象が強いなあと実感しています。

    最初は、緊張して印刀を持つ手も震え、漆を浸した筆先も震えていたのに、ここまで来ると何となくそんなプレッシャーにも少しは慣れてきたような気もします。まだまだ下手ですが、何も判らず動揺することはなくなってきたのでしょう。やってみるものです。1枚ではなく、一組分の駒木地を無駄にはできないという心理も生まれて来るので、作業に真剣さも生まれるのです。

    このまま順調なら、「巻菱湖」が仕上がるのはお盆過ぎ、一字彫りはお盆前には何とか形になると思ってます。

    今は、まだ初心者ですから、出来の良さ云々よりも、とにかく逃げずに最後までへこたれずにできたことを、それだけを自慢しようと、そう決めています。

                            DSCN1454.jpg




    関連記事
    スポンサーサイト

    category: 将棋駒

    CM: 0 TB: 0   

    コメント

    コメントの投稿

    Secret

    トラックバック

    トラックバックURL
    →http://0417jun.blog.fc2.com/tb.php/480-dc599141
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)