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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    3月23日スプリングSと阪神大賞典 

    勤勉な石山勝敏から、やはり撮り終えたばかりのレース写真が届いた。

    3月23日。この日は、中山で最後の皐月賞トライアルスプリングS(1800m)、阪神では伝統の阪神大賞典が行われた。

    カメラマンは身一つである以上、どちらかにしか行けない。出版不況で、ITメディアはともかくとしても所謂紙某体の競馬メディアは斜陽で、今は出張費も捻出するのにヒイヒイしている。だから当然、石山勝敏は中山に向かった。

    そのゴール前。
               2014スプリングS ロサギガンティア②     2014スプリングS ロサギガンティア①

    21日のバウンスシャッセに続き、藤沢和雄調教師の管理馬M.デムーロ騎乗のロサギガンティアが、直線早目に抜け出して勝利した。

    スタートで出遅れたものの、向こう正面残り4F標辺りの勝負処から、まるで忍者のようにスルスルとインを進出。4コーナーで馬群を捌いてホームストレッチ中程に誘導し、そのまま早めに先頭に立ちゴールまで粘り切った。

    これは、M.デムーロの勝負戦法でもある忍者騎乗である。このしたたかさがM.デムーロの真骨頂の魅力なのだ。出遅れにも臆することなく、勝負処では闘える体勢に持ち込んでくる。さすがというべき技量と認めざるを得ない。

    今年は、社台R.Hの当たり年なのか?共同通信杯のイスラボニータに続き、もう1頭のトライアルの勝利馬を生み出した。勢いというのは、何故か独占されるものであるようだ。特に勝つ勢いは、次々に連鎖するように感じられるのが不思議と言えば不思議である。ロサギガンティアで皐月賞、イスラボニータでダービーを狙うのだろうか?

    2着は、ホームストレッチ坂から伸び切った戸崎圭太アジアエキスプレスだった。これまでリスボリ、ライアン・ムーアと外国人ジョッキーが騎乗して3連勝で2歳チャンプ決定戦朝日杯を勝った馬である。

    坂をものともせずに何とか伸びてきたが、戸崎圭太の騎乗には、私にはライアン・ムーアの騎乗に感じた力を溜め込んで爆発させるような起爆力を感じられなかった。3ヶ月振りの実戦でしかも本番を見据えたトライアルということもあったのだろうが、この馬の本当の良さをどう引き出すかまだ迷っている印象を持ったのだが・・。まあ、本番までに何らかの対処をしてくると信じたい。あか抜けた騎乗があれば、もう一つ魅力的な馬だと思えてならない。

    どうやら、春のクラシック戦線の様相がはっきりとしてきた。

    僅差3着のクラリティシチーまで含めた今日の3頭に弥生賞のトゥザワールド、ワンアンドオンリー、共同通信杯のイスラボニータ、そして地方馬プレイアンドリアルなどが上位を争うのだろう。ここにエアアンセムが紛れ込んでくれるとロングショットになるのだが・・・。それは私の欲目だろうな・・・。皐月賞までに、この3戦で消耗度の高かったと思われる馬を消そうと思っている。楽にトライアルをこなした馬を信用しよう。「激走の後は力は半減」このことは心にとめておきたいものだ。

                      2014スプリングS ロサギガンティア③
                    

    余談ではあるが、昨年暮れに日本に来たライアン・ムーアは凄いジョッキーである。この春になって、彼が騎乗した馬たちの復権活躍は実に印象的だ。

    阪神大賞典の勝利馬ゴールドシップの復権も、有馬記念(3着)でのライアン・ムーアの騎乗があったればこそと思えば、納得できてしまう。

    ゴールドシップは、この日走る気に満ちていた。最終追い切りでも自らの意志を持ってきちんと走り抜いていた。だから私は、負けないと思った。

    昨秋の京都大賞典からJC。明らかにゴールドシップは走ろうとする集中力に欠けていた。「どうでもいいよ」と投げやりだったようにも映った。そんな馬の気持ちに、ライアン・ムーアが有馬記念で活を入れたのだろうか?

    昨秋とは別馬のような気迫に満ちていた。ライアン・ムーアから手綱を渡された岩田康誠は、何とかそのゴールドシップをなだめ、辛うじて抑えることに成功した。ポンと出遅れるゴールドシップを好スタートさせたために、馬は最初から掛かり加減で、気を許せば暴走の危険さえもあったのだと思う。

    しかし、例え騎乗フォームが美しくなかったとしても、辛うじて抑えきれれば、その力はG1戦4勝の底力なのだ。

    4コーナーからは独走。2着以下の馬たちとは格の違いを十二分に見せつける勝利だった。

    それにしても昨秋菊花賞2着、明けて日経新春杯を勝ったサトノブレスのだらしないまでの負け方が腑に落ちないが、この阪神大賞典の2着以下の馬たちでは、おそらく春天皇賞では勝負にならないのではないか?

    まだ香港Cとの兼ね合いもあって定かではないが、もしエピファネイアやメイショウマンボなど香港に向かう予定の馬たちが春天皇賞に勢揃いしたら、とてつもなく魅惑的な天皇賞になるのだが、さてどうなのだろうか?

    いつものように、まもなく桜が咲き誇り、そのままダービーまでいっきに突き進んで行く競馬の季節が訪れようとしている。






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    category: 競馬

    thread: 演劇的競馬論  -  janre: 学問・文化・芸術

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