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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    ゆったりと過ごした週末~Spring has come. 

    JT

    日を追って、春がドンドンと追っかけて来る様なそんな気がする。

    あれだけの大雪も、零下の寒さも、過ぎてしまえばいつの間にか遠い昔の出来事のような、そんな錯覚にとらわれる。まだたったひと月前の大騒ぎだったのに。

    週末。春が近づけば、聞こえてくるのは、クラシックレースの足音である。先週は弥生賞やチューリップ賞をハラハラ期待しながら見ていたが、今週は私自身が何となく熱くもなれず、他人事で見てしまった。だからこそなのか、レース自体も、人馬は一所懸命に走っていたのだが、さほどあか抜けたハイレヴェルの闘いとは少しも思えなかったのだ。

    桜花賞トライアルの中山アネモネSも阪神フィリーズレヴューもそうだった。牝馬の場合、2歳女王決定戦阪神ジュベナイルFや先週のチューリップ賞に出てきたトップレヴェルの馬たち(何と言ってもハープスターか)と今週のフィリーズレヴューなどの出走馬とは、歴然とした力差があるような印象がある。

    GC(グリーンチャンネル)でメインレースだけは眺めたが、まさに眺めただけだった。

    だから一日が長く有効に使えた。それも2日間もである。久し振りに金魚やメダカの池や水槽も手入れできたし・・。それはそれで有意義だった。ミナミヌマエビも生き抜いていた。

    夜は夜で、寝つく前のひととき、駒箱を覗いた。私の「古木風仕上げ」の変化の確認である。満足だった。

    そう言えば、将棋駒のオークションには、この3月に、森山慶三武山の天童楷書の駒だとか、昭和30年頃の静山錦旗とか、潜龍小野好とかが出品されていたが、中には、如何にも下品な駒も堂々と出品されていた。名工の作品であるのに、途中で所有者自身が我流の面取り細工をしてしまった哀しい駒だった。最近、どうも多く目についてならないのだが、こんな駒が高額で出品されていると、何だかいかがわしく思えてきてならない。勿論、所有者が自分の物としていか様に趣味を施そうと自由なのだが、それを売り抜くことで他者を巻き込むのは感心しない。それを代行する業者も、考えようによっては、善意の振りをしながら所有者に加担するものと、やがて多くの参加者から判断されるに決まっている。これを機会に、参加者自身も、駒作品に込められてある表現とは、いったい如何なるものであるか、もう一度冷静慎重に考えることが必要なのではなかろうか?

    先週末のオークションでは、私もその名を存じ上げる一家言を持つ駒愛好家が、遂に義の腰を挙げられて、この下品な細工の件を質問されたという。まさに然りの判断である。だが、代行業者はオークションの質問に寄せられた公開されるべき質問には答えなかったという。答えたら、ボロが出てしまうと考えたのかも知れない。私もこの代行業者のニュースレターを覗いて見たが、他の駒作品には充分過ぎるほど触れているが、指摘された駒はたった一言も紹介されてはいなかった。何故だろう?

    私は、ここまで積み上げてきたこの代行業者の「価格破壊」(需要者にとっては助かるという意味だ)は大いに評価するのだが、このままではすぐに「モラル破壊」となって全てが帳消しになってしまうだろう。やはり物というのは、売ってやるのではなく、買っていただくものと考えるからだ。安心と信用と信頼で買っていただいた輪が、広がることで、盤駒にまつわる文化も育っていくのである。とある瞬間に、これはおかしい変だと一度でも買う側が思ってしまったら、不評の口コミだけは広がるが、文化の輪は再び戻ってくることはないだろう。

    某所で耳にしたが、この代行業者は、「うちのオークションは日本1!!」、常連の駒師のことは「うちの駒師!」などと強気な言葉を口にしているらしい。この強気が、脚元をすくわないことを願うばかりだ。欲しいモノでも、買えて喜べるモノと、掴まされてしまったモノは違う。喜べば、感謝の気持ちでリピーターにもなれるのだが・・。最近何となく戸惑いを覚えるモノが増えているような気がして、私自身の気持ちも引けている感じがしてならないのだ。

    でもねぇ、蓼食う虫も好き好きなどと言いますから、もし、もし我流の細工ものに「美を感じる」というお方がおられたら、何とお答えしたら良いんでしょうかねぇ・・・。まあ、お友達にならずにいれば、波風も立たないんでしょうかねぇ・・・。


    というような、週末を過ごしていたんです。春が来れば、来たらで、何となく眠たくなってくるのは、いつもの事だと思いますが、それにしても何故なんでしょう?この歳になって、いまだに判らないんですけど・・・。



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    category: 将棋駒

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

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