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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    祝・幸四郎!! エリザベス女王杯(京都2200M)制覇!! 

    埴輪馬

    赤くなって火照る顔。痒みに耐えながらじっとしていようとも、時間が来ればゲートは開く。

    はっきり言って、漆かぶれに見舞われたこの日は、競馬どころではない状況だったが、パドックに女王杯出走馬たちが現れると、やはり私はむっくりと起き上った。性分なのか、あるいは業なのか?・・・。

    9R頃から雨脚が強まり、馬場は明らかに重い状態であることはGCのTV画面からも判った。パドックを周回する馬たちにも雨粒が降りかかっていた。

    録画しておいたGCの最終追い切りを確かめて、私は武幸四郎メイショウマンボ、蛯名正義ホエールキャプチャ、内田博幸デニムアンドルビーの3頭の勝負と決めていた。私には勝負気配が見て取れたからだ。この判断をしたときは、まだ馬場がこんなに悪くなるとは少しも思ってはいなかった。

    レースが迫ってくる。ゲートイン直前には、唐突に陽が射して雨は上がっていたが、馬場は悪い。

    一瞬、かねての決断を変えようかとも思ったが、では重が良くないとされるホエールキャプチャに代える馬はと考えて、川田将雅ラキシスに眼がいった。しかしデビューから2000mと2200mのレースを使われ続けてそれなりの結果を出しているが、ディープインパクト産駒で基本的に33秒台の鋭い脚が持ち味だと見做して、同時にまだ1600万条件であることも考慮して、それなら馬場は良い方がいいだろうと断じてしまった。ならば、最初の決断を変えず、絶好調の状態と言えるホエールキャプチャのままで行こうと。マンボとデニムの3歳馬2頭は、馬場が悪くても結果を出しているので心配はしていなかったのだった。

    それでも、再度状況を判断して、柔軟に対応すべきだったかも知れない。が、顔の痒みで思考力も鈍っていたし・・。

    結果は、武幸四郎メイショウマンボの圧勝だった。

    特に残り4Fからの勝負処から第4コーナーを廻り抜いて先頭に立つまでの強さは圧巻だった。

    武幸四郎の自信に溢れた冷静な手綱捌きにも狂いはなかった。メイショウマンボという1頭の名牝と共に、オークスからG1を3勝した事実は、少しばかり騎乗に対して半グレ状態に低迷していた武幸四郎自身を、大きく覚醒したに違いない。ビッグレースを勝ち続ける快楽に、ようやく目覚めたと言っても良いのかも知れない。

    ホエールは馬の状態は抜群だったが、やはり重い馬場に32秒の瞬発力を封じられてしまっていた。デニムも最後方から直線に賭けたお馴染みのレースをしたが入着止まり。両馬とも上位に来るだけの運が、この日はなかった。

    ただただ、武幸四郎とメイショウマンボの素晴らしさが印象付けられたエリザベス女王杯だった。

    オークスを勝った馬が、その年のエリザベス女王杯を勝利したのは、初めての記録であるという。秋華賞とエリザベス女王杯を連覇した馬は、これまでファインモーションとダイワスカーレットだけだったという。メイショウマンボは、まさにこんな歴史的名牝たちの仲間入りをしたのである。

    何度も言っておこう。そんな名牝メイショウマンボの手綱を取ったのが、武幸四郎その人だったのである。177cmの長身で騎手の体重を維持するのは大変だろうが、逆にその手足の長さをも武器にして、これからもポイントで勝ちまくって欲しい騎手の一人である。

    レースが終わって、私は痒い両頬をポンポンと叩きながら、画面の中の武幸四郎とメイショウマンボの姿を見ていた・・・。





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    category: 競馬

    thread: 演劇的競馬論  -  janre: 学問・文化・芸術

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