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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    謎の駒師・その②~「篁輝」書・中間報告 

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    8月中旬。炎暑の夏が続いているが、謎の駒師による「篁輝」書体の彫りは、少しづつだが確実に前進している。

    残り枚数を考えると、彫りは、おそらく今月中には仕上がるだろう。

    急がば回れという言葉がある。謎の駒師にとっては、今は亀の足取りのように思えても、確実に丁寧に作業をこなして、その体験を記憶に止め置くことが、次の段階での応用力を増すという意味において重要なのだ。

    彫り跡をよくよく見れば理解されるが、勢いを失わずに慎重で、しかも丁寧である。ここに実は謎の駒師自身の作品への姿勢や人間性が見て取れるというものだ。ラフな要素を拒む意志が流れている。

    8月初旬、謎の駒師は、真夏の旅の終盤を迎えた由進と会っている。そのとき、話が弾んで、由進は謎の駒師の目の前で、「淇洲」書体の駒を盛上げて見せた。アッという間に、謎の駒師が最初に製作に挑んだ駒が、字母通りの鮮やかな盛上げ駒となった。やがては盛上げ駒師に成ることを志す謎の駒師に、おそらく生涯1度限りの実践学習をやって見せたのだろう。謎の駒師にとって、盛上げの技を間近に見ることは、何物にも代えがたい勉強となった筈である。

    このエピソードでも判るように、謎の駒師は、幸運にも由進から直接に指導を受けられる立ち位置にいる。

    全ては、この「篁輝」彫埋め駒が完成したときに明らかになるだろう。

    楽しみは、最終最後にとっておく方がより大きなものになる。このまま進めば、9月からは何度も漆を埋めて行く作業になる。サビ漆で埋めない手法で完成させるのが、謎の駒師の今回のテーマだ。とすれば、出来上がるのは、やはり秋深まる頃だろうと予想する。

    そのときが、謎の駒師の鮮烈なデビューの瞬間となるのだ・・・。

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    category: 将棋駒

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

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