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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    謎の駒師、始動!! 「篁輝書」彫駒制作風景 その① 

    私が、2泊3日の遠足に行っている間に、謎の駒師であるK師から、駒の制作風景写真が送られてきていた。

    今、駒制作を本格的に始めようとする男の、意欲に満ち満ちた最初のストリーを、ぜひ皆さんと一緒に楽しみたいと願って、私自身がお願いした駒がいかに出来上がっていくのか、正確に記録しておこう。

    RIMG2015 (3) 謎の駒師の工房:作業台の光景 ここから作品がつむぎ出される。

    RIMG2017 (2) 最初の木地ならし

    ① 側面調整:ここで活躍するのは奥山治具である。

    RIMG2017 (3)   RIMG2016 (3) 天角調整:天角を正しく80.5度にして。きりっとした駒形を目指す

    RIMG2018.jpg 木地師から届いた木地が、上記の工程を経て、成型木地となって完成する。

    ここまでの作業を疎かにすれば、間違いなく、いい加減な駒師と呼ばれてしまう。ときに完成品として売られているものであっても、この作業がきちんと行われていない駒がある。たとえそれが高価なものであってもだ。並べて見極める眼を持つことも、受け手には必要である。また丁寧な木地を提供する木地師の段階で、サイズ的にこれで良しとされる木地であっても、駒師は自分の納得のために最後の微調整を図るものである。ましてや、いい加減な仕上げの木地だったら、駒師にとって成型のための時間は嫌になるほど長いものとなる。印刀を使えない時間は、辛い。

    ここまで終えると、木地が揃う。一安心だ。

    RIMG2021.jpg 字母紙貼り付け

    何となく、完成予定図がイメージされてくる。すでに字母の段階で、駒型に対する字母のバランスは熟考されて配置されているから、狂いは起きない。中には、駒型と字母のバランスに配慮がない作り手もいるが、そんな作品は見ればすぐに解る筈だ。

    RIMG2022.jpg 試し彫の1枚。艶々とした彫り跡を確かめてください。

    木地にはそれぞれに違う顔がある。だから木地の癖を確かめる。1枚を彫って木地の状態が判れば、どのように彫って仕上げて行くか方針が立つというものだ・・・。


    いやいや、改めて写真を見てみると、あっという間にここまで進んでしまっている。しかし、この駒は彫埋め駒になるのだが、サビ漆では埋めずに、何度も漆を塗り重ねて埋めると、謎の駒師は決意している。

    そしてその結果がどうなるか、私はきちんとそれを記録していくつもりである。

    気構えを持って作られる作品が、どのように仕上がって行くか、皆さんと一緒に楽しんで見たいと思っている。

    しばらくのお付き合いよろしくお願いします。

    PS:私の想定より、進行進捗は早くなる可能性もあります。そのときは、この謎の駒師を明らかにする日も意外と早くなるかも知れません。請う、ご期待です。



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    category: 将棋駒

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

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