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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    たかが駒、されど駒 

    DSCN0537.jpg

    これは盛上げ将棋駒です。でも安土桃山時代の書き駒ではありません。華麗な蒔絵でもありません。

    駒なのです。それ以上でも以下でもありません。

    いたってシンプルに磨かれた駒木地の上に、漆で文字が書かれ、盛り上がっています。

    たかが駒、でもされど駒。漆の声を聴いて、心魅かれて判ろうとする人にはお宝です。

    とりわけ特別な漆芸の技があるというよりは、漆の声を聴いて、基本となる駒字をどう生かしたら象形文字による絵になるかに留意されています。彫って埋めて、こう仕上げたいという作者の思いは込めてあります。そうでなかったら、絵にはなりません。

    大袈裟なものではなく、シンプルな仕上がりですが、じっと見ていると、思わず引き込んでくれる魅力があります。

    えっ?どなたかおっしゃいました?文字は仏の世界の位牌に書かれた戒名みたいって?そうです。位牌に文字を書くために漆が発する声を聴いて、戒名を書く腕があれば、駒字の盛上げはさしあたりできます。綺麗に文字を書くだけではなく、今一つ作者の思いを受けた書き手の感性が必要なんですけどね。

    本当に大袈裟なものではありません。実は将棋を楽しむための実用品なんですから。使われての価値なんです。

    でもね、ふと立ち止まって眺めてみると、何とも言えず、小振りで粋なものと言えます・・・。大事に使われて、磨かれて、盛上げの漆が駒形に馴染んでくると、魅惑の風情を発します・・・。

    興味ある方は、ぜひ駒を手にしてくださいませ。
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    category: 将棋駒

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

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