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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    完璧なる美を求めて~4月20日NHK「おはよう日本」 

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    今朝は、世界で何も起こらなかった。テロも、戦争も、虐殺も、示威的なミサイル発射の恫喝も、市場の暴落も・・・。

    となれば、事前に用意されたトピックスがニュース番組で流れることになる。

    駒師由進にとって、1週間のお待たせだった。

    NHK 「おはよう日本」。今朝6時35分過ぎから、由進の駒「水無瀬兼成」が画面で大きくUPされた。王将戦第3局の対局駒である。大写しになっても、由進の仕上げは、滲みひとつなく、堂々として、粗をもはっきりと映し出すハイヴィジョンの映像に耐えきっていた。

    紹介のコメント「49歳で八幡浜に戻り、その後駒師を志して、5年間でプロ棋士の対局駒を創るまでになった。そこには誰にも教えられずに、独自に切り開いてきた技があった・・・」

    映像は、40代の由進の長髪サラリーマン時代の写真や、駒を創り始めるきっかけとなった第18作薩摩黄楊「大山書」をも映し出した。自らの記念に手元に残してある18作は、3年ほどの時の経過を刻んで、実にいい色合いを発していた。

    短くまとめられた紹介番組ではあったが、駒師由進の魅力は、多くの意味で表われていたし、何よりも駒師という存在が、こうした形で全国放送で流れるのは、めでたいことである。将棋電脳戦のニコニコ動画の視聴者はおよそ40万人と聞いたが、今朝の「おはよう日本」の視聴者は、おそらくそれより多いだろう。何せ視聴率1%は100万人というのだから。

    私にとってとても印象的だったのは、由進の顔だ。40代のサラリーマン時代の顔は、若く艶々していたが、抜擢された役員として会社の利益を生み出すことを第1義として生きていた頃の顔立ちだった。

    駒を創り始めた今、61歳の由進の顔は明らかに変わっている。老いた時間が刻まれたというよりも、日々、駒表現が問われる緊張感に鍛えられたのだろう。

    そう思うと、何となく心が洗われたような気がした。

                         由進作 水無瀬兼成 2013 2月 この駒はスタジオに持ち込まれていた。
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    category: 将棋駒

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

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