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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    私の飾り駒~机の前に 

    いやはや、接写の写真は恐ろしい。

    遠めに眺めていると気づかない粗まで、残酷に写し出す。あばたも笑窪と見ない振りをして見るが、どうも一度見てしまうと、急に気持ちが冷めて行きそうだ。

    何のことかというと、去年の秋に、体験学習のために彫埋めの3枚の駒を、盛上げてみたのだ。

    何とか形がついて、今は机の前に飾っている。

    自作 駒3種  右が私の怒涛流。真ん中が宗歩好。左が清安。

    UPで見ると、いかにも下手で素人臭いが、御寛容ください。ただの嗜みということで。

    12月初旬、これを見た駒師由進は、「面相筆の筆先を、もう少し細く短いものにしてみたらいい」と教えてくれたのだった。

    どうしてこんな写真を取り上げてみたかというと、正直に言えば、時間を埋めようとしたのだ。

    先月、上京から八幡浜に戻った由進は、すぐに76作巻菱湖と77作水無瀬兼成を創り始めた。

    すばらしい虎杢の木地を用いた77作は無事に漆の最後の乾きを待つまでに完成したらしいが、ブログによると76作巻菱湖の虎斑木地は、盛上げ段階で滲みが発生し、その対策に苦吟したらしい。滲みとは、木地の導管の中に漆が滲んでしまう症状で、人によれば、多少滲んでいた方が、しっかりと漆が食いついて固まるという説を唱える場合もある。

    しかし、由進の美意識では、それを良しとはできなかった。だから何とかしようと努めたのだ。

    まだブログには、にじみを克服した完成形が提示されてはいない。

    この間、私は、どうなることやらと、ハラハラしながら見守っているのだ。上京の折、納期が近いと口にしていたから、こんなアクシデントを、由進が持ち前のバイタリティと応用力でどう乗り越えていくのか、興味津々だったのである。

    この間、由進のブログでいくつかの対処法があることを学んだが(由進がどの方法を採用したかはまだ提示されていない)、その中に拭き漆の方法もあることを知った。今、現代駒師で拭き漆仕上げの駒を作っているのは、その技を作品にしているのは、この手法の先駆者とも言える児玉と、2代竹風だけである。この技法の中に、滲み対策まで込められていることを学習した。

    さてさて、由進は、拭き漆の策は採らずに、どのように仕上げてしまうのか?今朝の段階のブログでは、どうやら8~9割がたは出来上がっているようだが・・・。

    じっと結果を注目している私は、時間を埋める方策が見当たらないので、いたずらした拙い駒を持ち出してみたのだった・・・。
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    category: 将棋駒

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

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