Admin New entry Up load All archives

    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    「寶家」一門の角印~駒師の技 

    9月19日午後3時からJRA本部での打ち合わせ。

    事務的なことはスムーズに終わり、製作した追悼小冊子、並びに2代寶家七福の手になる本「福田喜久男伝」の見本をお見せしたところ、大好評だった。    DSCN0671.jpg   DSCN0675.jpg



    残念だったのは、この形に仕上げるために知恵とセンスを絞った担当編集者S.Fの技量が、編集制作費の形で好評の大きさと比して充分には報われなかったことだったが、それも今回は予算の制約もあり、泣いてもらうことを了承してもらった。S.Fには申し訳ないことをしたが、これだけのものを仕上げた力は、きっと次の機会に繫がるだろう。

    まあ、私も原稿でかなりの力を注いだし、追悼文を寄せていただいた方たちも、ご厚志という奉仕の精神で参加していただいたのだから、S.Fも今回の作業の趣旨は理解してくれていることは間違いない。情けは人のためならずという言葉もある。

    それにしても時代の移ろいを感じてしまう。かつてのバブルの時代の頃は、新しいものを生み出すアイデアや技量が、大いに評価された。それが小泉時代から始まった今の格差社会では、求められるものが変わってしまっている。制度と巧みなしがらみに守られてビジネスチャンスを物にする能力が、発想力を凌いでしまっているようだ。

    最近はたと気づいたのだが、TVメディアから今あれだけ各種保険のCMが流れているのも、おそらくは何かあったときは保険のプロが表に出てくるぞ、だからその身を守るには、あなたも保険に入りなさいという日常的な脅迫なのではないかとさえ思えてきた。何か、いやな社会になってきたものだ・・・。

    でも、社会の基本は、あくまでも人対人だ。

    求めていれば、今でもそんな関係はできる。

    今回の作業の中で、いくつものそんな体験を味わえた。

    極めつけは、「福田喜久男伝・最終章」本に、レトロっぽい著者検印欄を、昔の本のように最後につけてみたのだが、著者2代寶家七福用の「寶家」印をどうしようという事態となったとき、駒師由進が笑顔で製作を引き受けてくれたのだ。これは嬉しいことだった。

    機械彫りの印は少しも風情がないし、機械彫りでは武山作の駒で失敗しているし、さてどうしようとなった時に、救いの神となってくれたのである。感謝に耐えません。

    皆さんにも、こんな温かいエピソードを知っていただきたくて、ここに「寶家」の角印をご紹介しておきます。

                    宝家印 その①
    関連記事
    スポンサーサイト

    category: 日々流動

    thread: 異化する風景  -  janre: 学問・文化・芸術

    CM: 0 TB: 0   

    コメント

    コメントの投稿

    Secret

    トラックバック

    トラックバックURL
    →http://0417jun.blog.fc2.com/tb.php/153-fc0a0a50
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)