Admin New entry Up load All archives

    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    勝負している姿~駒師由進 

    どうも胸の痞えが取れません。

    機械彫りの武山銘の駒を手に入れてしまった悔しい敗北感が日々募ってきます。
    eziy0003-img600x397-13446840081d0obp41187.jpg eziy0003-img600x397-13446840221y4pwf43786.jpg

    よくよく原因を考えてみると、私は駒の全貌を見てはいなかったのです。ほとんどの駒はセロハンに包まれて、
    ただ銘と書体がUPされていて、気の緩んだ私は、それを無条件に信じてしまったのす。
    そんな自分自身に腹が立って、腹が立って・・・。何やってんだよ、全く・・と。



    で、気分転換の一助にと、私は、私の原点である由進の駒世界に、気分を新たにして戻ってみました。

    大内書怒涛流の新作が3組製作中です。

    怒涛流初作で確かめられた改善が為されて、もうひとつ進化しています。

    20120703怒濤流 島黄楊杢 歩   20120706s.jpg 初作の銀と歩です。


    20120904.jpg  それがこのように進化しました。

    早く完成した姿を見たいものです。


    もうひとつ、精力的な仕事を確かめられました。

    佐藤康光将棋教室用の龍山型の錦旗です。由進が施した字母の現代的進化と相まって、ある種の風情が漂います。

    由進作・錦旗 2012・9月(佐藤教室用)
    第66作雲竜杢(影水型)と並べると、もはや由進作錦旗が完成駒となっていることが判ります。共に味わいある香気を放っていますから。
    由進・ 錦旗 雲竜杢


      
    佐藤康光将棋教室用の駒は、さらにもう一点、水兼成が用意されます。これも今年6月の修行の旅で入手した水無瀬神宮の資料を基に、前作の第41作から大幅に進化するはずです。

    時を刻んだ歴史的資料は、国の宝として万人に対して開かれたものであり、どこかの誰かが独占使用を許されているものではないでしょう。由進の研究成果が形になるのを楽しみにしたいと思います。

    そして何よりも、今回、由進は初めて吉岡銘を刻みました。
    201209 由進・吉岡銘

    ここにも、今、駒師として全力で未来に挑戦している姿が浮かび上がってきます。

    人が勝負を賭けている姿は美しいものです。

    見守る私たちに何か大切なことを教えてくれるからです。

    私が、機械彫りの武山銘の駒で錯覚した体験など、瑣末なことであるのでしょう。

    こうして由進の駒世界を記しているだけで、何となく気分が晴れてきました。
    関連記事
    スポンサーサイト

    category: 将棋駒

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

    CM: 0 TB: 0   

    コメント

    コメントの投稿

    Secret

    トラックバック

    トラックバックURL
    →http://0417jun.blog.fc2.com/tb.php/151-d9186453
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)