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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    過去の著作から 1994 

    勝者の法則 1994

    『勝者の法則~ゴールへの知的戦略』(1994) KKベストセラーズ刊
    この本は、私が脊髄の大きな手術を経て、2年後にようやく社会復帰を果たして、最初に挑戦したジョッキー論だった。馬券の話ではない。馬上から、騎手がどんなことを考え、どんなことを発想しながら、手綱を通して競走馬と一体になりゴールを目指すかということを、ノンフィクションで追い求めた作品集である。

    すでに初版から16年が経過しているが、少しも古臭さは感じないと自負している。

    それは、これまでの競馬本にはなかった、ビジュアルとして楽しめる写真集(カメラマン石山勝敏も、真剣にかつ冒険的に撮影を続けてくれていた)のスタイルを採りながら、なおかつ原稿用紙800枚ほどの大作読み物となっているからだと思う。日本初の斬新さに溢れていた。ここまでの本が完成するには、「競馬最強の法則」編集長岩神光一のチャレンジ精神が不可欠だった。この男は、私の知る限り馬券は下手な横好きだけれど、編集者としては人並み以上に優れたセンスに満ちていたのだ。そんな彼には、感謝を忘れない。

    競馬の盛り上がっていた時代に、当時バリバリのジョッキーたちを執拗に追いかけたこともあって、今なら彼らの青春期の物語として読む回路も生まれているのではないだろうか。若さはすばらしい。たとえそれが、鼻持ちならない傲慢さに満ちていたとしても、今改めて読むと、逆に彼らの必死さとなって伝わってくる。

    私にとっても思い出深い1冊である。

    機会があれば、ぜひ皆さんにも読んでいただけたらと願っています。
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    thread: 演劇的競馬論  -  janre: 学問・文化・芸術

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