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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    第33回フェブラリーS~東京ダート1600m 

    埴輪馬
    2月21日、今年最初のG1、東京ダート1600m・フェブラリーS。

    前日までの雨の影響を受けた馬場は、ある意味、非常識なコンディションとなっていた。

    後から知ったが、午前中の3R、3歳未勝利戦で計時されたのがダート1600m1分35秒7。

    4Rの芝1600mは、1分39秒0。芝は2秒以上時計がかかっていたが、ダートは締まって高速馬場となっていた。

    9Rの3歳オープン・ダート1600mヒヤシンスSで勝った田辺・ゴールドドリームの決着タイムは、1分35秒4。

    ならば本番フェブラリーSの勝者は、どんな時計となるだろう?芝の良馬場のような時計が刻まれることは間違いなかった。

    その通りとなった。

    先行馬たちの勢いは、互いに譲らず、いかにも早く、こうなると先行した馬たちは総崩れになるだろうことは容易に理解できた。昨年のこのレースを先行して圧勝し、フェブラリーS2連覇中の武豊・コパノリッキーさえ、好位の後ろのポジションがやっとで、この日はレースの主導権を持ち得なかったのである。

    前半5F1000mは58秒6。ダート戦でである。後の興味は、中団辺りから後ろに待機した馬の中で、どの馬が直線で伸びてくるか?ということだけとなった。持ちタイムのない馬はおそらく伸びない。ダートでのスピード競走に耐え切る馬が勝者となるだろう。

    直線。最初にオッと思わせたのは、横山典弘ロワジャルダンだったが、最後に力が尽きて、その間にスパッと弾けて差してきたのは、M.デムーロ・モーニンだった。

    C.ルメール・ノンコノユメは、いつものように最後に伸びてきたが、この高速馬場では2着確保がやっとで、力は示したが馬場に泣いたという結果となった。

    モーニンの時計は、1分34秒0。レースレコードを塗り替えた。

    終わってみれば、デムーロとルメールの1・2着。この光景は、二人が日本のジョッキーになってからは大きなレースで当たり前のようになっている。馬上の技術、馬上のIQだけではなく、言葉も含めて日本に適応する能力の高さを思えば、当然の結果なのだろう。

    ある意味、微温湯にあったJRA騎手たちは、ここしばらくの間に、まずは地方出身騎手の下剋上に見舞われ、今は世界レベルにある外国人ジョッキーの黒船攻撃にあって、己が沈みかけている事態に対してほぼ無抵抗の成り行き任せ状態が続いている。

    進出する新しい勢力に対して、彼らと何が違うのかということを、今一度真剣に検証しなければならない危機を迎えているのである。奮起を期待したいのだが・・・。








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    category: 競馬

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    第41期棋王戦第2局 

    昨日(2月20日)、佐藤天彦八段が渡辺明棋王に挑戦している41期棋王戦第2局が、金沢市北國新聞会館で行われた。
    66手の短手数で決まる力戦且神経戦となって、佐藤天彦挑戦者が勝利し、対戦成績をタイに戻した。54手目4四角が印象的な好手だった。

    たまたま覗いた「棋王戦・中継ブログ」。対局に使われた将棋駒が紹介されていた。

                    img_9988平田雅峰作 水無瀬形平田雅峰作水無瀬形の盛上げ駒・棋王戦中継ブログより

    平田雅峰自身のブログでは、こんな写真が載っていた。 gahou ブログより水無瀬形

    ひと目見て、ああ良い駒だなと、久し振りに刺激を受けて、そう言えばと思い、ついでだからとこんな駒写真を並べてみた。

    丸八碁盤店の商品写真から、        5429amaruhati兼成卿写熊沢良尊作水無瀬兼成卿写

    吉岡出石作から「万寿の駒・水兼成」    201304 萬寿の駒 出石作

    運よく児玉龍兒の個展に行けば、こんな駒にも出会えるようだ。 児玉龍兒作水無瀬兼成

    おそらく全て、「水無瀬兼成」を源流にする。以前から何となくその雰囲気に個人的に惹かれていたので、心が動いてしまった。

    ここから先は、誰の作がいいというような話ではなく、どの作を好むかという自分自身の判断力と感性の話になる。

    例えば、世間のどんな人気者でも、ほぼ30%の支持者と同じだけの反支持者と残り40%のどうでもいいと考える層がいるものだ。100%の支持など有り得ない。それでも本物なら(本物の作品なら)、いつの間にか残り40%の層が動いて、流れる歴史の時間に耐えて残って行くものであるのだ。

    将棋文化史において、もはや「水無瀬駒」は文化財であるだろう。文化財というものは、すべての国民の共有財産となる。そうでなければおかしい。これからもっと、どんな水無瀬形の雰囲気ある駒が新しいアプローチによって生まれていくかと考えると、夢を持てるのではないだろうか?

    それにしても、この棋王戦の対局駒を作り上げた平田雅峰と発注者であるだろうS氏の共同作業の成果には、頭が下がる思いが沸いた。S氏の、木地の派手さを追わず駒に端正な気品を求める感性に、思わず拍手したくなった程である。
    道具である駒は、やはりこうでなければいけない。




    category: 将棋駒

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    日本産榧の味わい 

    DSCN2073.jpg  DSCN2072.jpg

    ちょっと理由があって、うまく写真が撮れてはいませんが、おそらく日向の榧です。

    かの前沢碁盤店で入手しました。

    と言うのは、当然ながら冗談で、実は、  DSCN2078.jpg

    榧の盤ではなく、端切れ部分です。しかし榧特有の香りもほのかに漂い、机の前に飾って楽しんでいます。

    端切れ部分と言っても、厚さ1寸、長さ5寸2分ほどあり、木口の柾目模様は水の流れのようにしっかりとしていて、不慣れな接写写真でボヤケてしまっているのが残念でなりません。

    こんなものでも傍に置いて、たまに眺めていると、心が和んできます。

    そして思うのです。いつか来るべき日には、この柾目模様程の盤を手に入れようかと。手に入れて、部屋を榧の芳香で満たしてみたいなと。

    さらに思いは募ります。そのときに用意する駒は、誰の作ったどんな駒になるのだろうかと。例えば、作者の人となりや計算高さを知ると、駒は作品であるだけに、いっきに熱が冷めてしまう場合もあります。だから十分に配慮しなければなりません。

    けれど心に思うだけのことなら、無料ですから、思いはどんどん高まって行きます。ひとときの充実した時間となります。

    ただし、私の場合は、例えそれが名品の盤であったとしても、盤の前に長くは座っていられない身体なので、それは大きな問題なのですが、とりあえず、そのことは考えないことにしておきます、ハイ・・・・。





    category: 異化する風景

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    桜花賞・皐月賞まで後2ケ月 

    埴輪馬

    昨日、東京競馬場での共同新聞杯を終えて、桜花賞・皐月賞の3歳クラシックまであと2ヶ月となった。

    残りのトライアルは、牡馬は来月中山で行われる弥生賞とスプリングS、牝馬は阪神のチューリップ賞とフィリーズレビューだ。牡馬の最終トライアルとしてギリギリ阪神の毎日杯を加えてもいい。でも、ここからだと皐月賞は中2週。余程の楽勝で高いパフォーマンスをみせることが条件となる。

    ここまで、印象的な活躍を示したのは、牝馬は、何と言っても2歳チャンプで土曜のクィーンCを楽勝したメジャーエンブレム。牡馬は、2歳チャンプのリオンディーズと先週のきさらぎ賞を楽勝したサトノダイヤモンドであり、それに個人的な応援馬として、エアスピネルを加えておきたい。朝日杯ではリオンディーズに差されたが、相手の脚が測れた意味もあり、今後は知恵を使った新たな騎乗法を武豊なら考えるだろう。

    この時期、これまで騒がれた馬たちの中から、だんだんと馬脚を現して壁に突き当たる馬たちがいる。人気が先走った馬たちだったり、条件が満たされなかったら力が発揮できないような精神力がひ弱な馬たちだ。ときに脚元に不安が発生した馬もいる。

    あと2ヶ月。この辺のことをしっかりと見つめていきたいと考えている。

    「○○さんは、競馬をやるんですか?」
    競馬のことをギャンブルとしか考えられない人たちが、よく口にする言葉だ。
    確かに馬券が売られて、賭け事の要素はある。
    でも私自身は、競馬はやるものではなく、400年のサラブレッドの血のドラマを見守ることなのだと、いつも思っている。
    競馬をやるものだと思っている人は、やって報酬が得られなかったらすぐに目先を変える人でもある。だが血のドラマを見守ることに気づくと、その面白さにハマる楽しみを得られるのだ。これは、虜となるほどのパワーを持っている。

    まあ、競走馬は、近代の呪縛たる一夫一婦制とは無縁な尺度で生まれてくる存在だから、あるいはその辺のことに、無意識に憧れているのかも知れないが・・・。さてさて、どうだろう?・・・・。





    category: 競馬

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    雑感の日々 

    JT

    原稿書きからの刺激なのか、毎日、頭の中がグルグルと廻って、ふとした瞬間にいろんなことが巡ってきます。

    例えば、
    世界の宗教は、有史以来これまで、民衆を救い得たことはあったのか?いつのときも教義を振りかざしながら、混乱対立の元凶となってきた排他的党派集団ではなかったのか?
    とか、
    金一族、オーム、アベの権力構造は、結局は同一体質に根ざしているのではないか?
    とか、
    5・6年ほど前の1月3日に、明治神宮西参道で見かけた清原ファミリーののどかに幸せそうだった家族関係は、どこで軋みが入ってしまったのか?
    とか、
    ひょっとしたら、無知無学無教養は、知・学・教養に勝るのか?恥を怖れぬ図々しさは有効なのか?
    とか、
    2週間で2度、馬上から空を飛んでラチの外に堕ちた騎手浜中駿の、その直前とその瞬間の心の状態はいかなるものだったのか?(最初は馬の逸走であり、2度目は勝負がかりのイン突きが原因だった)
    とか、
    50万を封筒に入れて会ってみたい大臣など私にいるのか?
    とか、
    きちんと整理して残してある取材テープや取材ノートは、やはり唯一の私の宝なのではないか?
    とか、
    酒と女とタバコと朝風呂と勝負事。その優先順位で世代が解るのではないか?
    とか、
    愛撫よりマッサージが快楽になったら、女はその瞬間にババアになり、男は元気な朝の確認をいつの間にか忘れてジジイになる。
    とか、
    やりたいと思うこととやれることは違う。
    とか・・・・その他いろいろ・・・・。

    こうして、日々雑念・雑感を重ねながら、それでも少しだけでも自己鍛錬をしているのです、ハイ。






    category: 日々流動

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