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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    原稿書きを終えて~束の間の戯れ 

    ここ2・3日、ちょっと依頼された原稿を仕上げていました。

    こんな私でも、たまには集中してみるんです、ハイ。

    今日読み直して、何とかなっていることを確かめて、さてこれから何をするかと思案しても、疲れが残ってますから、とりわけ何もない訳です。

    そんなときは、これに限ると、最近磨いて仕上げた駒を取り出します。そして写真を撮って見るんです。

    こんな写真が撮れました。

    DSCN1091.jpg    DSCN1088.jpg


    木地故に、一見蜂須賀師から頂いた根付の菱湖の雰囲気が良いんです。銀目or虎斑、どちらにも思えますが、かなりいい色合いになってます。   
    真ん中上の歩と根付の金は柾目の由進作。柾目の味も負けません。この金は、彫駒仕様ですので盛上げ駒しか世に問うてない由進作からすると希少品と言えます。少しは飴色っぽい印象でしょうか?私は十分に満足してますが・・。

    左は、私の書き駒ですので無視してください。(一応本人は宗歩好と怒涛流をイメージしたらしいんですが、どちらも1枚あってもねぇ・・。下手だし・・)

    でも、総じて磨いた駒たちの風合いが、いい感じになっているのを改めて確認して、一人淋しくほくそ笑む私でした・・・。

    あと3日で、新しい年が始まります。皆さん、気を抜かず、もうひと踏ん張りしてくださいませ。ちゃんちゃん・・・。




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    category: 日々流動

    thread: 極私的将棋駒の快楽  -  janre: 学問・文化・芸術

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    オルフェーヴル 圧倒的なラストラン~有馬記念 中山2500m 

    131222N-orfevre-KI031.jpg(phot by 石山勝敏)

    誰にもつべこべ言わせねえ。

    オイラの力を信じられる奴だけに、そんなお前さんたちだけに、オイラはサンタになって最後のご奉公ってのをお見せしようじゃねえか。

    まあ、見ていて御覧よ。ぶっちぎってやっからよ。

    エッ?最終追い切りの手応えが怪しかったって?いいかい、お前さん。オイラ達のような世界のトップはよぉ、追い切り程度じゃ本気を出さねえんだい。追い切りで動けば、勲章になるのかい?賞金貰えるのかい?そこいらの若僧じゃあるまいし、ちょっと甘いんじゃないの、世界チャンプに向かって、そんなこと言うのは。

    オイラ、本番じゃぁ、きちんと世界の脚ってのを御披露いたしますってんだい。

    それによぉ、オイラここ一番の世界NO.1決定戦じゃぁ、ここだけの話、トレブちゃんとか、ジェンティルドンナちゃんとか、名前忘れたけどあのペリエが乗ったおばさんとか、女馬にしか負けちゃあいねえんだ。

    オイラ、悪童だけどよう、根は優しいから女馬だとどうも本気になれなくてな。今回は、見渡したところ女馬はいねえし、そうなりゃオイラの独壇場よ。

    これが世界の力だってえのを、黙って楽しんだらいいんだよ。判ったかい、お前さんたちよぉ・・・。


    131222N10KI025.jpg


    そのオルフェーヴルの言葉通りだった。

    第3コーナーから一まくり。第4コーナーから先頭に躍り出て、あとは、あれよあれよの一人旅。

    8馬身という大差の決着。ついて行く人馬の影もなく、世界の頂点とはこういう次元の力だったと、場内を埋め尽くした11万6千の大観衆は圧倒的に納得させられた。

    生半可な理論理屈は、頂点に立つ本物のサラブレッドの破壊力の前では、惨めなほど無力だと8馬身差のパフォーマンスで言い残して、オルフェーヴルは次代の競走馬の父となるために北へと旅立って行った。

    131222N10KI037.jpg(phot by 石山勝敏)


    そして競馬の2013年は終わったのである・・・。

    東北大震災に見舞われたまさにこの時代に突如出現したオルフェーヴルとは、私たちにとっていったい何であったのか?
    その答えが判明するには、もうしばらく時間がかかるだろう。すぐに解答を得られないほどの名馬だったとしか、今この瞬間の私には言えない・・・。








    category: 競馬

    thread: 演劇的競馬論  -  janre: 学問・文化・芸術

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    グランプリ前日の対話~勝負の神様と 

    埴輪馬

    グランプリ有馬記念前日の昼下がり。

    私は、勝負の神様と少しばかりお話をした。

    「有馬記念を的中させれば、私の2013年は幸福になります」

    「そうかい・・そうかい・・」

    「で、勝負の神様の予想をお聞きしたいと・・」

    「ハハハ・・あるわけないじゃろ、そんなもんは」

    「でも神様は何でもお見通しでは?」

    「お見通しはお見通しなんじゃが、いつも神様は、愚かな人に裏切られるのじゃ・・それにな」

    「ハイ」

    「なべてこの世は、そもそも不完全なものの総体なのじゃ。判るかな?」

    「・・・」

    「(ちょっと小さな声で)もし、儂のお見通しが完全なら、儂は神様なんて止めてな、ギャンブラーになっておるよ。その方が面白いじゃないかい、生きているのが・・ホホホ・・・」

    次の瞬間、勝負の神様は、雲に乗って競馬新聞を買いに行ってしまった。相変わらず気まぐれな神様だった・・・。



    category: 異化する風景

    thread: 演劇的競馬論  -  janre: 学問・文化・芸術

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    変貌~駒木地は生きている 

    昨日、駒裏の表情を眺めていて、そう言えばと思いました。

    例えば、手元にある「宗歩好」。この、島黄楊柾目の駒は、出来上がったばかりのときはどんな顔をしていたのだろうか?と。

    確かその時点での駒師由進が撮った駒写真を保存してあったはずです。

    で、気になってファイルを開いてみました。

    アレッ!?

    私は、思わず声を上げてしまいました。出来上がったばかりのこの駒は、何の変哲もないごく普通の島黄楊柾目の駒でした。おぼろげな記憶では、駒木地になってからそれなりの時間が経過していたようですが・・・。

                2012 3月 由進 宗歩好

    それが、完成して1年半経ってみると、昨日UPしたような駒に大きく変貌していたのです。内側から斑の模様までが浮き上がってきました。毎日のように眺めていると、最初の姿はいつの間にか忘れてしまっていますから、逆に新鮮でした。

                
                DSCN1077.jpg     DSCN1017.jpg


    元々変わる要素があったのでしょうが、変われば変わるものです。途中でしたのは、たまにジーンズ生地にイボタ蠟を塗りつけて磨いたこと、それに最近施した私流「古木風仕上げ」だけなのです。

    それでここまで変化するのですから、やはり駒木地自体が生きているという証なのでしょうね。時が刻まれて、駒に少しづつ風格のような風情も生まれています。

    最初から個性をはっきりと主張する高価な駒木地も、未来の変化を明確に見定められるという意味で魅力的ですが、安価な柾目木地だったこの駒を通して明日どんな変化を見せるか予測もつかない楽しみもあると思えるようになりました。

    今は、最終的な表情がどんなものなのかと、早くそれが見たくて、何となくワクワクしています、ハイ。






    category: 将棋駒

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    2013秋 サラブレッド 美の世界 ~石山写真館 その② 

    <マイルCS 1600m京都競馬場> トウセンラー with 武豊
                         
                         131117K11 マイルCS トウセンラー2


             131117K11 マイルCS トウセンラー4       131117K11 マイルCS トウセンラー3


    <JC 2400m東京競馬場> ジェンティルドンナ with ライアン・ムーア

                          131124 JC③


              131124 JC③      131124 JC①


    <朝日杯JF 1600m中山競馬場> アジアエキスプレス with ライアン・ムーア


                           R1R9266.jpg

                R1R9282.jpg     R1R9592.jpg


    残念ながら、カメラマン石山勝敏は、今年の秋天皇賞を撮れなかった。この週に異常気象の影響からか出現した台風の影響で、撮影スケジュールが狂い、天皇賞当日に重なってしまったからだ。自らの眼や感性を信じて撮るカメラマンは、身一つの現実を背負うから、同時に2か所の別場所を写真によって証言することはできない。書き物なら、やろうとすればできるのだが・・・。だから写真の面白さはライブ感覚が命なのである。

    ざっとこの秋を振り返ってみると、心を高めて見守った熱い日々が甦ってくる。その自然にわき起こる熱きエネルギーこそが、フィナーレ有馬記念を勝ち取る原動力となるに違いない。少なくとも私はそう信じる。そう信じて止まない・・・。そうでなければ、競馬に戯れることができないじゃないか・・・。結果はともかく・・・。



    ※写真は全て石山写真館の提供です。興味のある方、額入り写真入手ご希望の方は、リンク先石山勝敏HPへどうぞ。

    category: サラブレッド美の世界~by石山写真館

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