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    Tsuruki Jun<鶴木遵>の原風景 《絶対零度》

    鶴木遵の本、新しい挑戦、趣味である競馬、将棋の駒、男の手料理、めだかやミジンコ飼育、犬猫のよもやま話、など四季折々に感じたことを発信していきます。

    追悼本&追悼小冊子完成 

    10月2日、日比谷の記者クラブでのパーティーを目前にして、今日、2冊の本が送られてきた。

    福田喜久男追悼小冊子と、2代寶家七福著「福田喜久男伝 最終章」である。

    予想したとおりの出来栄えで、すばらしいものになっている。

    小冊子は、敢えて「優駿」特別追悼号の体裁を施し、雰囲気もあり、また「福田喜久男伝 最終章」も半生を浮彫りにして読み応え満点である。当日は多くの方に満足いただけると信じて止まないし、何よりも書かれた故人本人が、あの世で嬉しく思うに違いない。

    多くの方のご協力もあり、これだけのものになった。感謝に耐えません・・・。ありがとうございました。

    (追悼小冊子)
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    (福田喜久男伝 最終章)
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    なお本のサイズは、手に取りやすい新書版です。

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    category: 日々流動

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    常滑焼 若き初代雪堂作品集 vol.2 

    一昨日の続きです。

    常滑焼朱泥茶注。直径やく5cmほどの愛らしい作品をご紹介します。

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    小振りでも堂々として、気概に満ちているようです。

    初代吉川雪堂の世界をお楽しみ下さいませ。

    ふと気づくと、おいしい煎茶が呑みたくなっていませんか?

    category: 常滑焼 朱泥

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    常滑焼 朱泥~若き雪堂作品集vol.1 

    東京本郷のKさんの高尚な趣味が、常滑焼朱泥の収集と知ったのは、この夏でした。

    現在では、常滑朱泥そのものが枯渇状態にあると聞いています。となれば、やはり人間国宝3代常山や、同時代に陶工の腕を競い合った初代雪堂の、朱泥がまだ豊富にあった時代の作品に行き当たるのは当然でしょう。今から40年ほど前、昭和40年代がおそらく作品的にも、朱泥の質にしても最盛期だったのではないでしょうか?

    常滑は、愛知県知多半島に位置する昔からの焼き物の町です。朱泥茶器は、明治になって中国から伝わり、肌理細やかな独自の作品を生み出すまでに発展しました。朱泥茶器には、ピーンと張り詰めたような緊迫感も、また柔らかなほのぼのとした安堵感も、どちらもが同居して、それ故不思議な存在感が漂っているのです。

    そんな朱泥茶器を、秋になったら、少しづつご紹介しますと、Kさんに約束していたのです。そろそろ実行しないといけません。いずれも混じり物のない朱泥作品ですから、半世紀以上の時の経過を刻むと、内側から朱泥の味わいが浮き上がってきています。どの作品も作者は、切れの初代雪堂です。ちょっと手入れが足りていないのはお許し下さい。

    今回は、少し大きめの茶注3種です。おおよそ直径14cm、高さ12cmぐらいの作品です。


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    朱泥が発する霊気のようなものを感じていただけたら幸いです。

    ついでですから、こんなものも。

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    いかがでしたか?
    陶工の気構えを味わっていただけたでしょうか?

    次回は、一転して極小さな茶注をご紹介しようかと考えています。乞うご期待です。


    category: 常滑焼 朱泥

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    ゴールドシップ~神戸新聞杯(9・23阪神芝2200m) 

    埴輪馬

    皐月賞馬ゴールドシップが圧勝した。

    この日、パドックから威圧感ある風情を漂わせていたから、どんなレースを見せてくれるか大いに関心を抱いた。

    振り返れば、日本ダービーの5着敗退は、内田博幸の騎乗違いだとずっと思っていた。ゴールドシップのようなタイプの馬は、例えて言えば、かつてのメジロマックイーンやビワハヤヒデのようなタイプであって、決して鋭すぎるように弾けた瞬発力を発揮する競走馬ではないのだ。

    直線いっきというよりも、高く安定したロングスパートで、第3コーナーから他馬を圧する競走馬なのである。

    皐月賞で、いかにも知的な勝利が成し遂げられたこともあって、内田博幸は、これならどう乗っても勝てると思い込んでしまったのだろう。それが、ダービーでの後方からの瞬発力勝負につながり、良さを示せぬままの5着敗退につながったと、私は今でもそう思っている。

    神戸新聞杯。内田博幸は、ダービーでの痛恨の敗退を教訓にした。

    そして見事な第3コーナーまくり戦法が、本来のゴールドシップの姿を引き出した。

    その勝利は、改めて競走馬には格(貫禄とも言える)があること、完成期に向かえば向かうほど、競走馬の本質が
    現れてくるものだと言うことを教えてくれた。

    おそらくまだ多少の余裕を残した仕上げであったことを考えると、菊花賞では、さらに研ぎ澄まされた姿を発揮することだろう。

    楽しみでならない。

    category: 競馬

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    「寶家」一門の角印~駒師の技 

    9月19日午後3時からJRA本部での打ち合わせ。

    事務的なことはスムーズに終わり、製作した追悼小冊子、並びに2代寶家七福の手になる本「福田喜久男伝」の見本をお見せしたところ、大好評だった。    DSCN0671.jpg   DSCN0675.jpg



    残念だったのは、この形に仕上げるために知恵とセンスを絞った担当編集者S.Fの技量が、編集制作費の形で好評の大きさと比して充分には報われなかったことだったが、それも今回は予算の制約もあり、泣いてもらうことを了承してもらった。S.Fには申し訳ないことをしたが、これだけのものを仕上げた力は、きっと次の機会に繫がるだろう。

    まあ、私も原稿でかなりの力を注いだし、追悼文を寄せていただいた方たちも、ご厚志という奉仕の精神で参加していただいたのだから、S.Fも今回の作業の趣旨は理解してくれていることは間違いない。情けは人のためならずという言葉もある。

    それにしても時代の移ろいを感じてしまう。かつてのバブルの時代の頃は、新しいものを生み出すアイデアや技量が、大いに評価された。それが小泉時代から始まった今の格差社会では、求められるものが変わってしまっている。制度と巧みなしがらみに守られてビジネスチャンスを物にする能力が、発想力を凌いでしまっているようだ。

    最近はたと気づいたのだが、TVメディアから今あれだけ各種保険のCMが流れているのも、おそらくは何かあったときは保険のプロが表に出てくるぞ、だからその身を守るには、あなたも保険に入りなさいという日常的な脅迫なのではないかとさえ思えてきた。何か、いやな社会になってきたものだ・・・。

    でも、社会の基本は、あくまでも人対人だ。

    求めていれば、今でもそんな関係はできる。

    今回の作業の中で、いくつものそんな体験を味わえた。

    極めつけは、「福田喜久男伝・最終章」本に、レトロっぽい著者検印欄を、昔の本のように最後につけてみたのだが、著者2代寶家七福用の「寶家」印をどうしようという事態となったとき、駒師由進が笑顔で製作を引き受けてくれたのだ。これは嬉しいことだった。

    機械彫りの印は少しも風情がないし、機械彫りでは武山作の駒で失敗しているし、さてどうしようとなった時に、救いの神となってくれたのである。感謝に耐えません。

    皆さんにも、こんな温かいエピソードを知っていただきたくて、ここに「寶家」の角印をご紹介しておきます。

                    宝家印 その①

    category: 日々流動

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